emotionサイトトップ >Windows10無料アップグレード
emotionサイトトップ >
Windows10無料アップグレード >Windows10アップグレード失敗対応(NEC LaVie LL500)[0x80070005 - 0x2000A PREPARE_FIRST_BOOT]
Windows10アップグレードで一番苦労したPCは、NECのLaVie LL500です。
これが一番厄介で、Windows10インストール完了後に再起動した後の最初の更新チェックに失敗してWindows7に戻されるというパターンです。
しかもエラーの原因が分からない上に、再度試すのに時間がかかるので本当に厄介でした。
スポンサーリンク
まず最初に発生したのはWindows10と互換性の無いアプリのファイルが存在している事で発生したアップグレード失敗からです。

NECのPCにプリインストールされていたらしいDiXim Digital TVというアプリ、
これがあるせいでWin10にアップグレード出来ません。
だったらアンイストールすれば済む話では?
と思うでしょう。
見ての通り「手動でアンイストールする」というテキストがグレー表示されて押すことが出来ません。
なぜならこのアプリは既にアンインストール済みだからです。
アンインストール済みなのに何故検出されてしまうのか?
それは・・・アンインストールされていてもHDDにファイルが残っていたからです。
公式サイトからuninstall-dtvpというアンインストールツールが配布されていましたが、

アンインストール済みなので案の定上手く動作しませんでした。
このツールはあくまで案の定出来なかった人の為のツールであって、アンインストール済みのPCには役に立ちません。
「アンインストールして下さい」という注意書きに真面目に従い過ぎていて、必死にレジストリ等に残骸が残っていないかをチェックしていましたが、DiXimで全ファイル検索をかけてDiXiM Digital TVに関係するファイルをHDDから全て削除しました。
HDDからDiXiM Digital TVに関係するファイルを全検索して削除して、情報の更新ボタンを押したらWindows10のインストールが出来ましたが、

インストール後の最初の更新チェックでエラー(0x80070005 - 0x2000A PREPARE_FIRST_BOOT)が発生して強制的にWindows7に戻されました。
インストール自体に時間がかかって、更にWindows7に戻されるにも時間がかかる上に、エラーの原因が特定出来ない。
とにかく時間がかかるので最悪の状況でした。
とりあえず0x80070005のエラーはウイルスバスター等のセキュリティソフトが入っていると発生するみたいなので、

あ・・・ウイルスバスターが入っていました。しかも2010って・・・これもプリインストールのものですよね?
とりあえずこれをアンインストールして再度アップグレードを試みると

えっ?アンインストールしたじゃん!!でもよく見ると2009??
しかもアイコンを見る限りdllファイルですよね?
Trend Micro Internet Security 2009のdllファイル??
これも同様にアンインストールしてもHDDのどこかにウイルスバスターのファイルの残骸が残っていると発生するみたいです。
とりあえずTrend Microで全検索かけてヒットしたファイルのフォルダ毎削除しました。

これも同様に公式サイトからアンインストールツールが配布されていますが、
やっぱり同じでアンインストール出来なかった人向けのツールなのでアンインストール出来ている人には意味の無いツールでした。
公式サイトをもっと調べてみると

・Vbuster
・tmcomm.sys
・ufnavi
・TISPro
のキーワードで検索してヒットしたらファイルを全て削除して下さいとの事。
やってみたらヒットしたので、ヒットしたファイルのフォルダごと削除しました。

ようやくインストールが出来る所まで来ましたが、

結局インストール後の再起動後の最初の更新チェックでWindows7に戻されました。
0x80070005 - 0x2000Aのエラーはセキュリティソフトの他にドライバ関連でも発生するみたいなので、
今度はドライバを調べてみる事にしました。
その結果、このLaVie LL500で使用されている
SDカードスロットとタッチパッドのドライバがWindows10に対応していなくて、メーカー側もWindows10用のドライバを作る気も無く、新しいPCを買って下さいというスタイルみたいです。
・・・なんか富士通PCを使っている友達が富士通の人間に同じような事を言われていたような・・・
とりあえず
「プログラムと機能」からLaVieのタッチパッドの
NXPadをアンインストールして、
デバイスマネージャーからSDカードスロットの
O2microドライバをアンインストールして、
Windows10へアップグレードしたらやっと成功しました。
ちなみにNXPadとSDカードスロットはWindows10に対応していないので、当然Windows10で使用出来ません。
SDカードスロットは外付けのものを買えば済みます、NXPadはマウスを使えば大丈夫です。
どちらももう産廃の飾りでしかなくなります。
原因が分かった後に内容を紹介しているので「え?こんなん簡単じゃん」と思うでしょう。
同じPCで同じエラーになった人はこの記事の内容を真似すればいいので、工数はそれほどかからないでしょう。
でも原因が分からない状況で手探りで色々と試しながら原因を探っていたので丸一日かかりました、休日が完全に潰れました。
これだから国内企業のパソコンは嫌いなんです!
何度も言いますが国内企業のパソコンを買うのは止めましょう!!
日本不買運動をしているわけではありません、低スペックなのに無駄に高いし、使わないソフトが無駄にプリインストールされているし、更新しない無責任なソフトやドライバを使わせて(プリインストールされているだけで誰も使っていないと思いますが)、OSが変わったら「新しいパソコン買えよ!」という態度なので、冗談抜きで国内企業のパソコンを買う意味が本当に分からないからです。
ちなみにこれは姉のパソコンです。
国内企業の新品パソコンを買うなんて正気の沙汰じゃありません。
台湾や米国メーカーの新品パソコンなら同じ価格で2倍以上の性能のパソコンが買えます。
理由は簡単で、一生使うことが無い無駄な自社製ソフトが付属してこないからです。サポートは国内企業と同様に受けられますし、日本法人もあるので当然日本語対応もしています。
サポートの品質も海外メーカーの方が充実しています。
国内企業は「新しいOSに対応していないので買い換えるしかありません、下取りなら高く引き取りますよ」と嘘(新しいOSに対応していないのは自社製部品や自社製アプリだけ、PC自体は対応している)を言って新しいPCに買い換えさせようとしますが、海外メーカーはBIOSアップデート用のデータ(ただしBIOSアップデートは自己責任です)や新しいドライバのデータを配布してくれます。
国内企業のPC(主要部品は台湾・韓国・米国メーカーの製品です)が強気の値段で販売していても売れる理由は、メイドインジャパンが高品質・安心・充実サポートだと盲信している人達が多いからです。
要はPCの相場価格に関して全く無関心で、量販店に置いてあるPCを店員に勧められるまま買ってしまう人が多いからです。
私からみたらメイドインジャパンのPCは低性能・不安・無知なサポートによるいい加減なサポート・高価格・BIOSによる制限がかけられていて拡張性が悪く(特にメモリ制限が露骨)製品としての寿命が短いです。
スポンサーリンク