ヤフオクには主に
・転売屋
・吊り上げ屋
・一般参加者
が入札します。
転売屋と吊り上げ屋の見極め方法を以前解説済みです。
今回は吊り上げ屋を見極めてギリギリの相場価格のギリギリの安値で実際に落札してみました。
吊り上げ屋の行動パターンや相場価格を調べる事で、
公共事業の談合による不自然な入札価格で落札する事が可能です。
基本的に転売屋が参入してこない商品は転売屋が見つけ難い商品を見つけ出す必要があります。
具体的には、商品名に具体的な商品の名前が記載されていない適当な出品。
例えば
・Core i7 4770
・Intel CPU
この2つのどちらにCore i7の転売屋が参入してくるでしょうか?
勿論前者です。
後者の方からCore i7のCPUを見つけるのは相当苦労します。
その為、転売屋に見つからない場合があります。
このように商品名を適当に付けて出品されている場合、
転売屋が見逃してしまうので逆に言えば出品する時は。
商品名はなるべく具体的により多くの情報を含める必要があります。
例えば
「第4世代Haswell Intel CPU Core i7 4770 4コア 動作確認済み」
と記載する事で転売屋の検索にヒットし易くなります。
より安く落札したい側からしてみれば、いい加減なやる気の無い適当な商品名を見つける必要があります。
運良く見つけられて尚且転売屋にも見つかっていなければ相場価格よりも安く落札可能です。
商品名が「パソコン」だけだったり「ゲームソフト まとめ」しか記載していなかったものが多いです。
後は商品名が適当で尚且、出品ジャンルが間違えたジャンルに出品されている場合です。
ただ「ゲームソフト まとめ」の場合は、転売屋と一般参加者に見つかる可能性が高いです。
■運良く転売屋に見つからずに相場価格よりも安く落札出来た例

まずこの落札について解説すると。
商品名が「ゲームソフト まとめ」しか記載されていませんでした。
そしてゲームソフトがかなり重複しているのと、相場価格が格安のゲームばかりだった為、
転売屋に興味が無かったみたいでウォッチリストは3人しかいませんでした。
ただ、そのゲームの中に一つだけ相場価格4千円のゲームが含まれていました。
これは写真を良く見ないと見つけられないのと、気がついたとしても相場価格を知らなければ見逃してしまいます。
転売屋の目を逃れた掘り出し物を偶然見つけました。
開始価格が100円でウォッチリストが3人なのでもしかしたら100円で落札出来るかも?
と思いましたが、残り23時間になった所で入札がありました。
状況からして転売屋の可能性は低いのと、出品者の情報から吊り上げ屋の可能性はあるので、
まずは打診で121円で入札してみました。
最高額入札者になれなかったので、この入札の仕方と状況から吊り上げ屋による入札である事が高いと判断しました。
問題なのは吊り上げ屋の指値が幾らなのかを推理する事です。
出品者の商品名の適当な付け方から相場価格は良く分かっていない事は分かります。
「適当に千円くらいでいいか~」程度に思っていると仮定しました。
ただヤフオクのシステム上、999円以下と1000円以上で呼び値が10円から100円に切り上がります。
これを知っている人は999円以下の商品に入札する時に1001円で入札して、1円差で落札します。
勿論吊り上げ屋も同様にこのシステムの事を理解しています、
1円差で落札される事を嫌って1201円の指値を使うかもしれません。
呼び値切り上げのもう一つ上の心理戦で負けるのを嫌って1250円で指しているかもしれない。
そう思って1251円で入札しました。
1円差で落札出来ました。
ヤフオクって心理戦です。
株式市場の心理戦に比べたら簡単過ぎますw
ちなみに吊り上げ屋の負荷が大きくなるので、端数価格の入札を毛嫌いして端数価格入札を取り消すような事を商品説明に記載している出品者が稀にいます。
あれは「私は吊り上げ屋を使っています」と宣伝しているようなものですw
■吊り上げ屋と転売屋の両方がいる商品での落札
ヤフオクでなるべく安く落札したい場合、絶対に直近の相場価格を調べる事は必要です。
これは吊り上げ屋と転売屋の両方がいる商品での落札した時の履歴です。

ショップからの出品で過去の落札を調べて見ると相場価格未満で落札しているのは吊り上げ屋だけでした。
同じ商品を何度も大量に出品しているショップでは吊り上げ屋が価格吊り上げ出来ず自分で落札してしまった場合、
幾らでも再出品出来ます。
なので一般参加者がこういう所に入札する場合は熱くなって絶対に相場価格から乖離した価格にジャンピングキャッチしないように注意が必要です。
このショップでの安値付近の相場価格はだいたい目星がついていました。
吊り上げ屋以外の入札で最安値で落札した価格の相場価格はだいたい3500円前後でした。
あとこの商品の仕入れ値の相場価格が3千円だったので、吊り上げ屋は3千円以上に吊り上げる事を指示されていると仮定しました。
3千円未満で落札しているのが吊り上げ屋だけだった事を考慮するとこの仮定は正解と言っても良いレベルです。
吊り上げ屋が3千円以上まで吊り上げる事と、
相場価格が3500円前後なので3500円付近になると転売屋の参入は減る。
3500円以上で入札するのは熱くなって高値を掴まされた一般参加者。
前にも言いましたが吊り上げ屋は端数金額入札により1円差で落札されてしまう事を嫌います。
目標金額が3千円なら3001円か3201円くらいに指している可能性が高い。
3千円台ならもしかしたら3225円で入札する人を見越して3226円で指しているかもしれないと読んで、
じゃあ3250円かな?でもキリが良いと同値で負ける可能性があるから3251円が入札して落札出来なかったら次の再出品時に参戦しよう。
と思って終了間際に3251円で入札したら落札出来ました。
吊り上げ屋の指値は3233円でした。
はい、ヤフオクの心理戦なんてこんなものです。
株式市場の心理戦に比べたら簡単過ぎますw
■吊り上げ屋と転売屋の戦いを邪魔した試合
次は相場価格が千円の商品です。
なんどもいいますが、相場価格は絶対に調べて下さい。

終了10分前にある人の入札がありました。
そして終了間際になると呼び値で入札を繰り返す人がいました。
後者の人は転売屋か安く手に入れたい一般参加者のどちらかです。
終了間際に呼び値入札を繰り返して、転売屋の心を折って安値で落札したい一般参加者か仕事熱心な転売屋のいずれかです。
でもこの呼び値入札の繰り返し行為によって、前者の入札が吊り上げ屋による入札である事が分かりました。
後者の人の入札の仕方から絶対に相場価格で落札したい意思を感じられたので、心理戦の遊びで邪魔してみる事にしました。

相場価格的に吊り上げ屋は千円を目標価格にしていると思ったのと、
落札する気が無かったので1251円では無く1001円で入札してみました。
吊り上げ屋はピッタリ1000円で入札していました。
この吊り上げ屋はやる気の無い吊り上げ屋か、新人の吊り上げ屋か、ショップのアルバイトですねw
もうね、吊り上げ屋の目標値は手に取るように分かりますw
株式市場と違って商品毎の相場価格が簡単に調べられるから簡単ですw
ちなみにこの後、呼び値入札していた人が1101円で落札しました。
良かったですね~、5分毎に呼び値入札を繰り返していたら1100円で最高入札者になるまで相当時間がかかっていましたよ?
時間短縮してあげた私に感謝して下さいw